どーも。
悲しいことに、私の保有であるBS11こと、日本BS放送(9414)が昨日の7月26日後場終了後に株主優待廃止の発表を実施しました。事業の成長性は感じられず、配当利回りも低く、指標的に割安でもない。
「優待が無ければなんの保有価値も無い銘柄」
と、某やほーな掲示板には辛辣なコメントも書き込まれていました😅
そんな、株価維持装置が取外されてなんの価値も無くなってしまった日本BS放送さんの株価がどこまで暴落したのかと、今後の私の保有スタンスについて軽く考察を交えたいと思います。
優待廃止発表前の日本BS放送の株価指標を確認。
まず、優待廃止のIRがリリースされる直前、7月26日終値を確認してみます。
株価:1,067円
予想配当:20円(1.87%)
予想PER:15.2 実績PBR:0.89
時価総額:190億円
自己資本比率:88.4%
今期はYoYで大幅減益予想でPERが15近くまで上昇しています。PBRは1を僅かながら切っていますが、特段指標的に安いとは言えません。配当利回りも2%を下回って水準以下です。唯一誇れるのは自己資本率の異常な高さ(後述します)ですが、こうみると確かに優待が無くなれば誰も買わなくなりそうな銘柄です(失礼!)
その優待ですが、今年8月権利取得の次回分を最後に廃止が決定しました。
従来の優待内容は、2月、8月権利の年2回、100株以上の保有で親会社ビックカメラ系列で使用できるビックカメラ商品券1,000円分でした。1年以上の保有認定で8月にもう1,000円(1枚)が追加されます。
1年以上保有の株主なら、最大総合利回りは4.69%になります。特段高い利回りではありませんが、本優待は使い勝手が良いと評判。期限の定めがないので必要な時まで溜めておくことが可能だし、お釣りも出るので錬金術としても使えたから。
そんな有能優待が廃止するとなれば、まだ次回は貰えるにしても投げ売る輩が多く出そう。株価が心配です🤔
優待廃止発表後の日本BS放送の株価を確認。
7月27日の日本市場は日経平均、TOPIX、マザーズ指数共にプラスでしたが、銘柄の数で言えば下げた銘柄のほうが多く特定の業種だけ高騰した感じでした。さて、日本BS放送の株価はどこまで下げたかというと…
前日比52円安の1,015円(▼4.87%)でした。権利落ち日でもないのに、年間配当+優待MAXの5,000円とほぼ同額が1日で下がってしまいました😥
そして、なぜだか親会社のビックカメラまでもが連れ下げしています(こちらも保有株😅)。ビックカメラ本隊までもが優待廃止を出してくるんじゃね?という警戒感からでしょうかね…
優待廃止は親会社ビックカメラの意向あってのことでしょうから、そうなっても不思議は無いです。
かつては、自社または自社グループの商品を扱った優待は廃止リスクが低いと言われた時代がありました。金券類やカタログギフトと違って原価が抑えられますからね。今期、私はシダックス(グループ会社のワイン)、JT(同じくカップ麺とご飯)で廃止砲を食らいました。こちらの商品はかさばる系で取扱注意系で送料代の費用負担も大きそうだからやむを得ないかもと思いましたが、紙ぺらの軽量優待も廃止となり、もう油断はできませんね。やはり優待メインでの投資活動は終わりの始まりを迎えているのかもしれません。
日本BS放送の今後の保有スタンスにして超個人的見解。
まず、保有は継続します。株価は既に大きく下落してしまい、今売っても損切で終戦してしまいます。8月権利分のタイミングで自分口座、母口座共にちょうど1年継続保有条件がつくので、一括配当の2,000円×2名義(税前)そして2,000円商品券×2名義分を受取ってやります。
その後については権利落ちで更に暴落するはずですが、大きな増配に舵を切ってくれることを大いに期待します。
10年前は15億しか持っていなかったのに、今は現金等が130億あるお金持ち企業なのです。もちろん実質無借金経営で自己資本比率は今期90%超えしてきそう。
ご覧のようにお金が余りまくっています。これでM/A等の事業拡大や成長に投資するならまだしも、あまりそういう気もないみたい。であれば、自社株買いや増配等、株主還元を積極的に打ち出すべし。優待廃止したならなおさらです。これ以上内部留保膨らまさせてどうすんの?って感じですから。配当性向100%にしても財務的になんの問題も無しです。来期はプラス50円の70円配以上確定だ!(妄想)
という考えられるMAXで良い方向に向かえばいいのですが、現実は少しの増配で終わりそうなきがします。そしたら目論見外れちゃったねってことで、年内に損益通算して終戦を迎えれば良いだけの話。
まさか、ビックカメラも優待廃止しないよね?心配になってきた…
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