どーも。
私は15年前くらいからJAFに入会しています。私は1度もお世話になったことはありませんが、鍵閉じ込めやバッテリー上がりなど、車のロードサービスをクソ高い料金を払わず受けることができます。年会費は4,000円です。会員になると、『JAF PLUS』というクーポンがたくさんついた小冊子を年10冊頂けます。毎月と言いたいところですが、増刊号が年2回あるので10冊でした。で、そのクーポン内容はお住まいの地域で変わってくるようですが、私の地域ではGEOでの旧作DVDレンタル1枚無料クーポンが必ず1枚付いてくるので、その都度借りてはDVD鑑賞をしております。
先月借りたのがこちら。
2004年製作/日本
監督・脚本 山川元
※かなり古い映画ですが、一部ネタバレがございますので、ご注意ください。
観ないで返却しようとしてたくらい期待していませんでしたが、意外といったら失礼ですが面白かったです。
2011年に起きた福島原子力発電所事故のだいぶ前に作られた作品ですが、事故前と事故後では観た後の印象がだいぶ変わるんだろうなあという感想です。
あらすじ(ざっくり)
役所広司扮する天馬東京都知事が幹部を呼びつけ、財政再建のため東京(新宿)に原発を誘致すると提案したことから巻き起こるパニック&サスペンス。前半は都知事が反対する一部の副知事ら幹部に対して正当性や安全性を熱弁し、視聴者を原発支持に傾ける。一転して中盤は専門家の登場で原発の危険性を指摘し反原発に気持ちを揺さぶられます。実は突然の原発誘致計画は、無関心な都民へ原発反対の世論を広めるための都知事の策略だったことがわかります。終盤はほぼおちゃらけですが、同時進行していた再輸入プルトニウムを積んだトラックがボマー少年にカージャックされ、都庁前で都知事自ら爆弾処理を...無事解決したと思いきや、降ってきた大雨に触れたプルトニウムが臨界を起こしたような青白い光が出て映画は終了...というストーリーです。さすがにここまで杜撰な運搬はしないでしょうけどね。
「都民が使う電気を地方で作って地方でリスク被るのはおかしい」
「世界一の安全基準で造る安心・安全な原発なら都心に造ればいい」
「原発は地方の恵まれた自然や美しい景観を壊す。既に壊れた東京こそ最適地」
私はどちらかと言えば原発反対派なのです。こういう発言すると
「じゃあお前は電気使うなよクソが👿」
と極論をおっしゃる方がいらっしゃいますが、極論には極論で。
「でしたら、お宅の住んでる街に原発を誘致してください」
「でしたら、お宅の住んでる街に核廃棄物最終処理施設を誘致してください」
「でしたら、福島原発から出た汚染水をいくつか引き取ってください」
反対する理由は
・津軽海峡を挟んで対岸の大間に原子力発電所が新規建設されようとしているから
青森に原発ができたところで、北海道の電力は安くならないでしょ?北海道は日本で一番電気料金が高いの知ってますか?冬の寒さで暖房器具使って灯油代がただでさえキツイのに、電気料金まで高額とは鬼の所業です...
そして、国からの補助金も働き口確保というメリット享受がなく、避難計画の策定や万一の際の被害もろ受けなどデメリットしかない環境に置かれようとしている。
・核廃棄物の最終処分地や処分方法が決まっていないし、安全性に疑問符。
最終処分地、北海道になりそうで嫌なんですけどね...核ゴミの環境・人への健康被害は我らが生きてるうちは影響ないとおもうけど、ツケを後世に回すのはどうかとおもう。
ま、原発事故から10年経過した今だからこそ、原発事故の10年前に製作されたこの映画を観る面白さがあると思いますよ。劇中でも言っておられますが、忘れないことが大事、ですからね。社会派な一面を少し覗かせて本記事を締めたいと思います。
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