ども。
たまには株主優待や貧乏セミリタイアのネタ以外も書いてみようかと。
基本的に強い主義・主張・論破力は持ち合わせていないため、苦手な分野ではありますけど、挑戦しないと成長なし、ですので。
結局のところ、我が国は緊急事態宣言を解除しないまま、東京オリンピック・パラリンピックを開催すると決めたわけですね。ま、だいぶ前から決まっていたようなもんですが。
え?解除されるかもしれないですって?
それは、新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条1項の規定に基づく、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言のことじゃないでしょうか。それだったら、五輪中に宣言下でうんぬん言われるのを避けるために一旦解除になるかもしれませんね、知らんけど。
私が言ってるのは、その緊急事態宣言ではありません。
原子力災害対策特別措置法第15条1項2号の規定に基づく、原子力緊急事態宣言のことです。
これは、2011年3月11日の東日本大震災で起きた地震・津波によって東京電力福島第一原子力発電所の外部電源が喪失してしまう障害(後に全電源喪失だったことが発覚)が発生したために発令されました。本来なら緊急事態を脱したら新コロの時みたいに速やかに宣言を解除する決まりになっているのですが、未だ溶けだした核燃料などの高放射能物質が撤去できないなど発電所の事故後対応に全くメドが立たない状況が続いており、事故から10年が経過した今でも宣言は継続中です。そもそも緊急って言葉、すみやかな対応が必要とされる重大局面という意味ですけど、それが10年以上続く状態ってどうなんでしょう。このままだと10年どころか、あと30年は続きそうですけどね...
某国の首相らは
「復興五輪だ」
「コロナに打ち勝った証に五輪やるんだ」
と声高々に言い放っていますけど、緊急事態を解除できていないのに復興した姿を見て欲しいとか、散々新型コロナに負け続けてるのに恥ずかしげもなく良く言えたものです。汚染水の処理も決まらず海上放出すると決めたら国内(福島県)だけではなく、お隣の国からもクレームを言われる始末でしょ。もう復興五輪とか言わないほうがいいと思いますよ。
私はスポーツ観戦感染が好きなので、東京でオリンピック・パラリンピックを実施することについては肯定派です。
ただし、実施するからには政府・都・組織委員会は国民に向けて丁寧な説明を怠らない事。不都合な情報でも隠蔽などせず正しい情報を速やかに出し、万一の時にもしっかり対応できるよう対策を万全に用意しておくことを要望します。スポーツ好きとして期待はしていますが、どうせいつものノープランで現場任せになるんでしょうけどね。
福島原発事故のときは本当に酷かった。東電が正しい情報を上げてこなかったにしても。
ロイター通信の記事が残ってたので引用すると、福島第一の1号機、2号機なんかは津波で全電源喪失したのに、5号機の都合の良い情報だけ切り取って、緊急事態宣言出しますけど非常電源稼働中ですよ~8時間電池持ちますよ~ただちに健康被害の出る恐れありませんよ~と言うてましたからね。当時これを言うてたのは、現立憲民主党の党首さんですからね。フェイクニュースを国が発信してはいけませんね...
炉心溶融(メルトダウン)の件も早い段階でわかってたのに、当初は無いって隠蔽してましたからね。
東北圏外に住んでいると、原発事故とその事後処理については関心が薄くなるのは仕方ない。直接自分に被害が降りかからないから。
しかし、我々は10年もの間、解除という一定の成果が見えぬままに緊急事態宣言の中で暮らしているんだということを忘れないでほしい。
最後に、
先日、NHKで再放送されたドキュメント番組が興味深かったので紹介。
過去に何度が再放送されているみたいですが、これは受信料を払ってでも必見ですね。
緊急事態宣言発令後、放射能からの健康被害から守るためと称して、政府がノープランな避難計画で、避難区域で入院中の重病患者や認知症患者をバスで長時間移動させ、結果医師や看護師が帯同していない状況で多くのお年寄りが移動中に亡くなりました。
他、散水作業のため危険な線量の中作業を行った東京消防庁職員。彼らのおかげで東日本の崩壊が免れたのかも。頭が下がります。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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